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2008年8月

日本女子代表…追記

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/beijing/soccer/japan/text/200808220010-spnavi.html

スポナビ:コラム 『冒険の終わり』(江橋よしのり)

~~全文抜粋~~

■彼女たちは何のために戦うのか

左足の痛みを言い訳にせず、誰よりも走り続けた宮間は、ピッチ上に仰向けに倒れ込んでいた。
以前、彼女が語っていた言葉を思い出す。

「ワールドカップやチャンピオンズリーグを見て、すごいなとは思う。けれど、男子のプロ選手と自分とを重ねて考えることは、正直、できないです。プロはサッカーをすることイコール生活だから、とらえ方も違うと思うんですよ。私たちは、男子のように『魅せるプレーでファンを増やしたい』って思うと同時に『結果を出さないとチームが消滅してしまう』っていう現実も考えなくちゃならないから……」

もちろん男子にだって、チームの存亡を懸け、自分を犠牲に戦わなくてはならない時はある。けがや戦力外通告など、サッカーができなくなる危機だって、もちろんある。けれど、女子選手が抱く危機感は別の種類のものだ。「女子サッカー自体が、消えてしまうかもしれない」という状況に、彼女たちはずっとさらされてきたのだ。

では、彼女たちは何のために戦うのか。
答えは「サッカーのため」だ。自分がこれからもサッカー選手でいられるように、仲間がサッカー選手でいられるように、そして見知らぬ誰かもサッカー選手でいられるように――。
彼女たちの戦いぶりが、多くのサッカーファンの胸を打つ理由とは、きっとそこなんだろう。
なでしこジャパンは、“サッカーを愛する心”の代表者なのだ。

~~抜粋 終わり~~

Coach佐藤仁

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「負けても悔いがない」、は彼女達にこそ似合う

日本女子代表が0-2でドイツに負けて、4位となりました。でも、佐々木監督は男子にも通じる日本サッカーの方向性をこのオリンピックで指し示してくれたような気がします。

個人的な見解ですが、佐々木監督・女子代表が指し示してくれた日本サッカーの方向性とは。

1.コンパクトなゾーンディフェンス(4バックのラインディフェンス)

2.コンパクト(ショートレンジ)なパス・ポゼッション(数的優位の継続)

3.細かなステップのドリブラー+運動量のあるサイドバックによるサイド攻撃(数的優位+緩急による突破)

4.パスサッカーによるゲーム支配(相手攻撃チャンスの減少、相手攻撃ポジションの乱れ:パス・ポゼッションという守備)

佐々木監督のコメント 「日本の皆さんには申し訳なかったが、充実感はある。選手も私自身も胸を張って帰りたい」…悔いのないやり切った充実感でしょうか。納得です。

沢のコメント 「自分のやれることはやり切った。自分自身、悔いはない」…悔いがないという言葉は彼女、また彼女達にピッタリです。素晴らしいサッカーをありがとう!

~スポニチ記事:抜粋①~

代表で所属クラブとプロ契約を結んでいるのは沢や大野ら7人だけで、なでしこリーグでも選手は大半が働きながらプレー。荒川は西友練馬店の嘱託社員としてレジ打ちの仕事を続け、田崎真珠社員の池田はネックレス加工に携わるOL、東京電力社員の丸山は福島原発で働いている。1部は遠征や宿泊費用はチーム持ちだが、2部の9クラブは移動からユニホーム代まで選手が負担する。日本協会は2015年に競技人口を30万人に増やす「なでしこビジョン」を掲げるが、犬飼会長が「J全クラブに女子チームを」と訴えるように、安心してプレーに集中できる環境が求められる。

~以下 省略~

~抜粋②~

16日間で6試合の強行日程で疲労はピークに達していた。前半に何度も好機をつくりながら得点できず、後半24、42分に失点。体格に勝るドイツのパワーの前に最後は力尽きた。女子サッカーは90年代のバブル崩壊でリーグが縮小された過去があり、なでしこジャパンは常に危機感を持ち未来を背負って試合に臨んできた。男子に比べて、競技人口、リーグ体制など恵まれていない女子の環境を少しでも改善しようという情熱が選手たちの気持ちを支えている。

 北京の選手村を出発する際、女子ソフトボールチームと遭遇し「お互いに頑張ろう」とエールを交換した。そのソフトは金メダルを獲得。佐々木監督は「(金メダルは)素晴らしいですね。われわれにはソフトボールのような経験も伝統もない」と経験不足を課題に挙げ「アテネで8強、今回は4強。そういう経験が次のメダル獲得につながるはず」と前を向いた。

~以下、省略~

以前、アルゼンチンにコーチの勉強に行ったとき、サッカーと仕事を両立させながら、自国にプロリーグが発足することを夢見て頑張った年配の元プロ選手(60~65歳ぐらい、プロリーグ発足後は数年間だけプロ契約)とお会いしたことがあります。

いろいろな工場で働きながら、夜中にサッカーの練習をしたそうで、奥さまにも「かなり苦労をかけた」と、子供のような目で当時のことを話してくれました。ひとつはっきりしているのは、サッカーを愛していて、どんな困難があっても「諦めなかった」という情熱です。そして、プロになることをずっと夢見てきたからこそ、サッカーで生きる糧(給料)を得るということがどういうことか、そのひとつひとつの言葉がとても重かった思い出があります。

彼女達もまた然りです。

泊まる場所が悪くても、グランドが悪くても、体格・体力で分が悪くても、勝利給が他より悪くても、仕事の後で体調が悪くても、試合の流れが悪くても、疲れていても、お客さんが少なくても、お給料が安くても、決して彼女達は諦めない。監督を信じて、自分達のサッカーを貫き、最後まで走り抜く。なぜなら、彼女達はサッカーを愛しているからです。

好きなだけなら、好きなときにサッカーをすればいい(趣味)。好きなだけなら、気分がよい時にサッカーを語ればいい(観客)。

だけど、彼女達は違う。彼女達はサッカーを愛しているから、困難な刻(とき)にも“素晴らしいサッカー”ができるのです。まさに彼女達の姿勢こそ、人の感動を呼ぶプロフェッショナリズム(professionalism)です!

とにかく、欧州選手権で優勝したスペイン同様、日本女子代表からもたくさんのことを勉強させてもらいました。

Coach佐藤仁

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8/16早稲田U戦…

試合前のドタバタと天候(雷)でキックオフを遅らせ、10人でスタートした練習試合(40分×2本)でしたが、3-0の完勝(前半2-0、後半1-0)でした。

試合前、最終節まで期間が空いているということもあり、戦術的な要求は何もしませんでした。再確認として「10人だからゾーンは下げ気味で」と「試合開始から徹底的に繋ぐ(パス・ポゼッション)ように」ということだけ。あとは試合中に“修正しようかなぁ…”程度でした。でも、10人の時点でパス・ポゼッションは冴え、先取点が奪え、ユースの助っ人(セイヤ&ハヤト)を投入すると、ますますそのパス・ポゼッションのスピード・精度が上がり、いつの間にかいち観客の気分になっていました(楽)。

…正直、ホント、凄かったんです!ロンドとか、パス・トレーニングのようでした!みんなパス上手くなってきたな(涙)。でも、こんな奴等(ブルーダーのこと)対戦相手にしたくないなぁ(困)…などなど、ブツブツ。

後半、プレッシングを強めた相手に戸惑うことはありましたが、ハヤトの素晴らしいゴールで突き放すと、後半も終始ゲームを支配し続けることができました。守備に関しては、押し込まれても慌てることなく、苦し紛れのシュートは打たれましたが、決定機は作らせませんでした。

試合後、早稲田Uの監督さんやユースOB(早稲田Uメンバー)から「中盤のパス回し」(DFラインのサーブもよいんだけど…まっいいか)や№10矢部のことを絶賛され、私は何もしていないのにいい気分になってしまいました(不覚)。

ちなみにメンバー(4・2・3・1)は…以下です。

      中野

アキラ  小木曽  ハヤト

    矢部  清水洋

セイヤ 村上 鶴田 黒米(大西)

      鷹野(大西)

PS.本当は......鷹野や大西だけでなく、今季試合出場の少ない他のメンバー(新戦力含め)をもっと加えたメンバー構成にしたかった…(残念)。

Coach佐藤仁

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五輪日本代表に想うこと

2連敗で予選敗退…。ただ、グランド状態の悪さだとか、審判レベル、そして蒸し暑さ(雨期・梅雨?)からか…何となくサッカーというスポーツを見ている感覚になりませんでした。サッカーというよりも、ラグビーやトライアスロン、大げさにいうとマラソンを見ている感じでしょうか。改めて「アジアでのサッカーは、サッカーにならない」と痛感しました。

でも、反町監督の試合後のコメント、「悔いはない。自分たちの力を全部出した、悔いはない」という言葉に、わたしはひどく違和感を覚えました。

自分が監督だったら、悔しくて仕方がない…自分が悩み苦しみ、信じて選んだ18名のメンバーが力を出し切ることができず、結果が残せなかったからだ。

本当に、あの内容で力を全部出したと言えるのでしょうか。あのグランドで日本の目指すべきサッカーができたのでしょうか。

日本の形(パス・サイド攻撃・トリックプレー)を出せていた時間に得点ができず、焦りと共に日本らしさがフィジカルに押しつぶされて、最後はただのパワープレー…悔しくなかったのでしょうか。何らかの悔いは残らなかったでしょうか?

青山、梅崎、平山、水野、家長を落としてまで選んだ、本田圭、香川、森本、李、細貝、谷口、豊田、そして千葉で出場機会が得られず五輪直前に移籍した主将の水本は、本当に全力を出し切って、この結果しか残せなかったメンバーなのでしょうか。

そんなことはきっとないと思う…

「よい経験が得られた」の?…ホント?悔しさ(悔い)を感じなかったのであれば、今回の五輪がよい経験になるわけがない。

Coach佐藤仁

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チームが成長している

昨日、我々がTFSCから勝利(1-0)を収め、ヴェルフェたかはら那須がSAI市原(1-2)に敗れたため、今季関東リーグ2部で2位以上(昇格圏)を確定することができました。

入れ替え戦の可能性を残していることもあり、まだ気を緩めることはできませんが、ひとまず昨日の試合内容にはとても満足しているし、チームの成長を実感することができました。もしかしたら、結果・成績以上に心の中でその嬉しさが大きかったかもしれません…(TFSCが相手だったからかも…)

そのひとつとして、90分間通して大よそゲームを“支配できたこと”です。45分間だけであれば、前期・後期のFCコリア戦前半がベスト(攻守)だったと思いますが…それに象徴されるように“前半良かったけど↑後半失速↓”・“前半悪かったけど↓後半挽回↑”というゲーム多く、課題は90分通じて“好調を維持すること”でした。

この課題を解消できたのは、開幕時にはエントリー外だった新戦力がチームにフィットし、レギュラークラスのメンバーをジョーカーとして活用できたことです。

また、DFライン(最終ライン)とFWライン(トップライン)を“コンパクト”に保つことができるようになったこと、そして最後に“パス・ポゼッション能力”が格段に上がったことが挙げられます。

そして何より、今季公式戦での出場がまだ無かったり、出場機会が少ないメンバーの献身的な支援、弛まぬ向上心、謙虚な練習態度も、今季の成績やチームの成長に大きく寄与していることにも触れておきたい。

祥平…ボールを管理して、空気の入り具合をいつも気にしてくれている。メソッドが変わるとき、いつも真っ先にディッシュの位置変更に協力してくれる。試合時には荷物運び、ビブスの配布等、スタッフ顔負けの動きをしてくれる。ありがとう!

良平…夜勤前・夜勤後にも関わらず、笑顔を絶やさず、懸命に練習に取り組む姿勢には脱帽します。子育てと仕事の間で苦労をしているはずなのに、そんな素振りは一度も見たことがない。ありがとう!

大西…今季、公式戦出場機会がないが、決して腐らず、鷹野とヤマについていく姿。ユースから昇格させて本当に良かった!フィールドメンバーが足りないとき、嫌な顔せず、二つ返事でそのポジションに入ってくれる。ありがとう!

相馬…新卒で入社した会社で苦悩しながらも、謙虚さと向上心を失わず、献身的にチームの力になろうと努力している。大雨のヴェルフェ戦、誰もが嫌がる大役を買ってくれて、心から感謝しています。ありがとう!

独りでは何もできない、11人でも何もできない…わたしは今のメンバー全員をとても信頼しているし、尊敬しています。あと一息、SAI市原戦…祥平・良平・大西・相馬のブレイクを期待して、三上と大泉が加わった今のメンバーで駆け抜けたい。

Coach佐藤仁

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